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クジラの話

ある湾内に、群れからはぐれたクジラが迷い込んできたとき、「かわいそうなクジラを海に返してあげよう!」と自らの「動物愛護精神」をアピールする人やマスコミがやたらと騒ぐ。

食っちゃえばいいのに・・・。

と言うと、自らの「動物愛護精神」をアピールする人たちに怒られる。

子どものころクジラを食べて育った世代の自分としてはなんだか納得できない・・・と思っていたところ、産経新聞で以下の記事を見つけた。

【古典個展】立命館大教授・加地伸行 動物愛護の浅知恵
2009.6.28 02:53
 5月中旬、和歌山県田辺市は内ノ浦湾に、マッコウクジラが迷いこんできたというニュースが伝えられた。

 クジラといえば、同県の太地(たいじ)町は江戸時代にクジラ漁で有名。そこのくじら博物館長は「シャチなど外敵に追われたか、エサを求めて深入りしすぎたことなどが考えられる」と話したという(毎日新聞)。その後、漁業組合の人が「湾から追い出すには音を立てて騒がしくするのがいい」などと語っているテレビ画面もあった。

 要するに湾に迷いこんできたものの、自力で脱出できないでいるので〈かわいそう〉だから、大海に帰るのを人間が手伝おうという〈ヒューマニズム〉いや〈ゲイ(鯨)マニズム〉に溢(あふ)れた、やさしい気持ちという美談めいたニュース。

 しかし、これはどうやらピント外れのようである。

 校名・芳名ともに残念ながら忘失して申しわけないが、某高専の某先生による研究報告(おそらく同高専の『紀要』)をたまたま読んだことがあり、記憶に残っているが、そこにこうあった。

 クジラは魚類ではなくて、哺乳(ほにゅう)類であり、構造的には人間に近い。その人間に中耳炎があるのと同じように、クジラも中耳炎を発症する。すると耳が聞こえにくくなるため、集団から脱落し、方向はまったく見当がつかなくなる。

 こうなると苦しくなる。集団の中におればこそ、エサ(それも大量の)にありつけるのだが、一頭しかも方向感覚を失ったとなると、エサに不自由する上、それこそサメなどに襲撃されよう。

 そうした苦しみに耐えかねた中耳炎クジラは、己の大きな体を休ませるための場所を求める。砂浜、浅い海、荒波のない湾、そういうところに横たわり、本能としてみずから静かに死を待つという。一種の自殺である。

 この論述は、実に説得力があり、そういう視点で見るべきではなかろうか。

 江戸時代、太地地域ではクジラがよく捕れたというが、元気なクジラを当時の網や手槍(てやり)ぐらいの道具でそう簡単に仕留(しと)めることはできまい。おそらく、中耳炎クジラなどが主たる獲物ではなかったであろうか。かつてクジラは大繁殖していたので、当然、中耳炎クジラの発生も多く、江戸時代のクジラ漁はそうした偶然性に助けられていたのではなかろうか。

 とすれば、内ノ浦湾に迷いこんだクジラに対しては、捕らえて安楽死を与えることが苦しみから救ってやることになるのである。

 それを漁業組合員がドンガラドンガラやかましい音を立て、耳の病に苦しむクジラにわざわざ強い刺激音を与えてさらに苦しませ、そして外海に追い出して、飢えと外敵との苦しみをもっと与える。これがヒューマニズムとやらの人間の浅知恵による慈悲ということなのか。

 クジラに限らず、ときどきイルカとかラッコとか、異地域に住む動物が日本に漂着して話題となるが、彼らは属している群(むれ)から、なにかの原因で脱落し苦しんでいると推定すべきである。それをアイドル風、ペット風に見て、今日はどこにいたのいないのと行方を騒ぐのは真の動物愛護ではない。時には死を与うべきである。『論語』顔淵(がんえん)篇に曰(いわ)く「死生(しせい) 命あり」と。(かじ のぶゆき)


わが意を得たり、である。

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